2023.09.22
キクラゲの薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“キクラゲ”の東洋医学的な効能
【旬】
夏〜秋
【性味】
平・甘
【帰経】
肺・胃・大腸
【働き】
李時珍は痔を治すといっている。
また「赤色および仰生のものは食べてはいけない」といっている。
あるいは、生は冬瓜の蔓の汁にまぜると茸の毒を解するともいう。
『本朝食鑑1』より抜粋
涼血止血(各種出血・眼底出血・瘡傷)
潤肺益胃(肺燥の空咳・胃陰虚ののどの渇き)
利腸通便(便秘)
【料理例】
・卵とキクラゲの中華炒め
・胡瓜とキクラゲのナムル
・キクラゲの酢の物
・キクラゲと白菜の豚バラとろり煮
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年