2023.12.15
マナガツオの薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“マナガツオ”の東洋医学的な効能
【旬】
瀬戸内海では6〜7月・東シナ海では冬
【性味】
平・淡・甘
【帰経】
脾・胃
【働き】
五労(※1)七傷、一切の虚損を調え、虫積を消し、穀食を進める。
凡そ諸病に対して忌む必要はないが、但傷寒家だけはこれを忌む。
※1 五労•••心労・肝労・脾労・肺労・腎労の5つ
『本朝食鑑』より抜粋
益気養血健脾(気血虚弱の貧血・食欲減少・消化不良・むくみ・慢性下痢・慢性瘡傷)
補肺益腎強筋(肺虚の咳・煩渇・筋骨痠痛・足腰のだるさ)
【料理例】
・マナガツオのバターソテー
・マナガツオの唐揚げ
・マナガツオの香草焼き
・マナガツオの煮付け
・マナガツオの照り焼き
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑4』、平凡社、1980年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年