『本朝食鑑』から学ぶ
“人参(にんじん)”の東洋医学的な効能
【性味】
平(微温)・甘
【帰経】
肺・脾・胃・肝
【働き】
気を下し、腹中を補い、胸隔・腸胃を利し、五臓を安んじ、人の食を健にする。
『本朝食鑑』より抜粋
養血明目益肝(血虚による目の乾燥・かすみ・視力低下)
斂肺止咳(咳・咳痰)
健脾化滞(脾虚の食欲不振・下痢・便秘)
【料理例】
・人参しりしり
・人参の甘酢漬け
・人参のナムル
・人参サラダ
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年