十番堂 十番堂

WEB予約

昆布の薬膳効能

 

一覧へ戻る

一覧へ戻る

一覧へ戻る

『本朝食鑑』から学ぶ

“昆布”の東洋医学的な効能

【旬】

夏〜秋

【性味】

寒、鹹

【帰経】

肝・胃・腎

【働き】

積堅(※)を破り、水腫(※)を利し、瘰癧(※)・癭瘤(※)・瘻瘡(※)を消す

※積堅・・・熱が中焦にあるため諸病症の硬くなるをいうもの

※水腫・・・体中が浮いて腫れるもの

※瘰癧・・・血気が臓腑にふさがり首筋に結節ができるもの

※癭瘤・・・・癭も瘤もつぶれて癰になるこぶ

※瘻瘡・・・古いできもので、穴のできたもの。九瘻がある

『本朝食鑑1』より抜粋

消痰軟堅(瘰癧・癭瘤・腹中包塊(肝腫、脾腫)・睾丸の腫大疼痛)

行水消腫(水腫・げっぷ・血便・脚気・浮腫)

【料理例】

・昆布の佃煮

・鱈と昆布の煮物

・昆布のニンニク炒め

・昆布と鶏ももの煮物

参考文献

人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年

辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年

十番堂のLINE

最新の記事

お問い合わせ

症状や治療に関することなど、お気軽にお問い合わせください。