2023.09.20
とうもろこしの薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“とうもろこし”の東洋医学的な効能
【旬】
夏
【性味】
平・甘
【帰経】
脾・胃・大腸・肝・腎・膀胱・心・小腸
【働き】
胃の働きを活発にし、腹中を調え、瀉を止めるが、多食すると消化に悪い。
それで世間では、毒があり、痼疾(ながわずらい)を発すとされている。
予はまだ詳らかにしていないが、おそらくあやまっていよう。
『本朝食鑑1』より抜粋
清熱利湿(浮腫・黄疸・排尿困難)
健脾益肺(疲労・腹張・食欲不振・食少)
【料理例】
・とうもろこしの炊き込みご飯
・とうもろこしの天ぷら
・とうもろこしの冷製スープ
・とうもろこしとズッキーニの夏野菜サラダ
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年