2023.08.19
鱸の薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“鱸(すずき)”の東洋医学的な効能
【旬】
夏
【性味】
平(温)・甘
【帰経】
脾・胃・肝・腎
【働き】
肌肉を潤し、筋骨を益し、腸胃を和し、水気を治める。
あるいは胎を安じ腹中を補う。羹・膾にするのが尤も佳く、蒲鉾にするのもまた佳い。
『本朝食鑑4』より抜粋
補脾益腎(食欲不振・むくみ・足腰のだるさ)
止咳利尿(咳・喘息・むくみ)
安胎(胎動不安)
【料理例】
・鱸のムニエル
・鱸の香草焼き
・鱸のワイン蒸し
・鱸のさっぱり煮
・鱸の天ぷら
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑4』、平凡社、1980年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年