『本朝食鑑』から学ぶ
“松茸”の東洋医学的な効能
【性味】
平・甘
【働き】
久瀉・虚痢、痘瘡の出ぬ者、あるいは産後・脱血にも佳い。
※痢はシブリハラ、虚は体力が弱いもの
『本朝食鑑』より抜粋
利尿別濁・分利水道(淋濁・淋証・小便失禁)
理気化痰・舒筋活絡(足腰の痛み・手足の麻痺・痰を伴う頻呼吸)
養血・益胃腸(大便乾燥)
【料理例】
・松茸ご飯
・松茸の土瓶蒸し
・松茸のお吸い物
・焼き松茸
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
山中一男、小池俊治、『中国伝統医学による 食材効能大辞典』、東洋学術出版社、2020年