2023.09.23
黒豆の薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“黒豆”の東洋医学的な効能
【旬】
秋
【性味】
平・甘
【帰経】
脾・腎
【働き】
腎臓病。血を活し、排尿をよくし、気分をおだやかにし、諸々の風熱(※1)を除き、一切るの毒を解する。
※1 風熱・・・風毒のために生じる熱
『本朝食鑑』より抜粋
祛風利水(むくみ・腹水・関節腫痛・黄疸)
滋陰補血(陰血不足のふらつき・月経不順)
活血解毒(水虫・吹き出物・薬物中毒)
【料理例】
・黒豆煮
・黒豆ご飯
・五目黒豆
・黒豆とかぼちゃのサラダ
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年