2023.11.19
鱈の薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“鱈(たら)”の東洋医学的な効能
【旬】
冬
【性味】
平・鹹
【帰経】
肝・腎・脾
【働き】
腹中を補い、気を益し、人を強健にし、胃を開き、食を消し、宿酒を解し、小便の出をよくする。
もし炙いて食べれば食を進め胸鬱を披く。
煮ても炙いても多食しても、害はない。
『本朝食鑑4』より抜粋
活血化瘀止血(喀血・打撲・痛み・脚気)
補益気血(息切れ・疲れ・自汗・めまい・動悸・便秘)
【料理例】
・鱈のみぞれ和え
・鱈と白菜の出汁煮
・鱈の香草焼き
・鱈のムニエル
・鱈のバター醤油ソテー
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑4』、平凡社、1980年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年