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鰻の薬膳効能

 

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『本朝食鑑』から学ぶ

“鰻”の東洋医学的な効能

【旬】

夏〜秋

【性味】

温(平)、甘

【帰経】

肝、脾、腎

【働き】

腰を暖め、陽(性的能力)を起こし、諸風(※1)を除き、五痔(※2)を療し、

悪瘡を治し、一切の虫を殺す。

小児の疳傷および虫による心痛に最も宜い。

※1  諸風・・・諸の風毒。風毒は体の内部にある臓器を犯すもの

※2 五痔・・・牡痔、牝痔、傷痔、脈痔、血痔

『本朝食鑑3』より抜粋

補肺益胃(めまい、疲れ、無力、咳、喘息)

強壮筋骨・活血通絡袪風(足腰無力・痛み・筋肉麻痺、痙攣)

【料理例】

・鰻の蒲焼

・鰻の白焼

・鰻丼

・ひつまぶし

参考文献

人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑3』、平凡社、1978年

辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年

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