2023.08.15
冬瓜の薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“冬瓜(とうがん)”の東洋医学的な効能
【旬】
初夏〜晩夏
【性味】
微寒・甘・淡
【帰経】
肺・大腸・膀胱
【働き】
煩熱を解し、消渇(※)を止め、十種の水気を利し、また酒毒を能く解する。
※消渇・・・糖尿病などで、小便の頻度の多い病
『本朝食鑑1』より抜粋
清熱解毒・利尿(熱中症やむくみ・尿量が少ない場合に使う)
生津止渇(消渇・口渇)
【料理例】
・冬瓜の出汁煮
・冬瓜とオクラの梅干しさっぱり煮
・冬瓜の里芋の煮物
・冬瓜のお味噌汁
・冬瓜の浅漬け
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年