2021.11.04
高熱、悪寒、頭痛、関節痛が鍼灸治療で改善した1症例
11歳 男児
【主訴】
高熱、悪寒、頭痛、関節痛
【現病歴】
真冬に外から帰宅後、強い悪寒と頭痛が出現。
その日の夜中は、39度の発熱、関節の痛みも併せて出現した。
翌朝も症状は治まらず、39.5度の発熱が続いていた。
小学校内ではインフルエンザが流行している状況。
インフルエンザの検査や服薬をする前に、鍼灸治療を開始。
【症状の発生機序】
冷たい風に当たって体の表面が冷えて、血流が悪くなり、頭や関節に痛みが出ている。
冷えに対して抵抗して発熱している状態。
【治療方針】
体を温めて、皮膚表面の冷えをとることを第一優先にして治療する
上記の作用を持つ経穴一箇所に鍼治療
【経過】
治療後、発汗して37.2度まで熱が下がる。
その後熱が上がることはなく、そのまま解熱し、風邪症状は消失。