『本朝食鑑』から学ぶ
“無花果(いちじく)”の東洋医学的な効能
【旬】
秋
【性味】
平・甘
【帰経】
小腸・膀胱・大腸
【働き】
胃を開き、瀉を止め、五痔(※)・腫痛・咽喉痛を止め、あるいは、酒毒を解する。
※五痔・・・牡痔・牝痔・腸痔・脈痔・血痔
『本朝食鑑2』より抜粋
健脾益胃・通便(食欲不振・下痢・便秘)
潤肺止咳(咳・痰)
消腫解毒(のどの痛み、声嗄れ、痔の腫れ)
【料理例】
・いちじくのコンポート
・いちじくのジャム
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑2』、平凡社、1977年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年