『本朝食鑑』から学ぶ
“鯖(さば)”の東洋医学的な効能
【旬】
秋〜冬
【性味】
平・甘
【帰経】
胃・肺
【働き】
虚泄を止め、冷痢を調える。然ども破血の功もある。
また大便閉を治す。病の虚実をとわ図、生鯖の眼を肛門に入れて導くと、大便は快く通じる。
『本朝食鑑』より抜粋
補肺健脾(慢性の咳・食少・むくみ・腹部、四肢の脹満)
【料理例】
・鯖の味噌煮
・鯖のアクアパッツァ
・鯖の南蛮漬け
・鯖の唐揚げ
・鯖の蒲焼き
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑4』、平凡社、1980年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年