2024.11.20
鶉の薬膳効能
『本朝食鑑』から学ぶ
“鶉(うずら)”の東洋医学的な効能
【性味】
平・甘
【帰経】
脾・胃・大腸
【働き】
五臓を補い、腹中を益し、気を壮んにし、筋骨を強くし、寒暑に耐え、結熱を消す。小児の疳・痢を治す。小豆・生姜を和して煮食すれば、腹下しを止める。あるいは、皷脹(※1)を治すことも最も妙である。
※1 皷脹•••腹の皮が膨れ上がって太鼓のようになるもの
『本朝食鑑』より抜粋
益気健脾(消化不良・食少・腹脹・四肢無力)
消積止脱(慢性咳・慢性下痢・関節や筋肉の重たい感じ・腫れ)
参考文献
人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑2』、平凡社、1977年
辰巳 洋、『薬膳素材辞典 −健康に役立つ食薬の知識−』、源草社、2006年