2023.09.30
交通事故・自賠責保険の取り扱いについて
十番堂では自賠責保険を使った 交通事故治療 も行っています。
交通事故は、受傷にかかる衝撃が思いのほか大きいため、
目に見える怪我以外に、精神的ストレスによって様々な症状が現れます。
交通事故直後は痛みなどの症状を感じなくても、数日経ってから症状が発症する場合があります。
少し違和感がある程度だから・・・と我慢はせずに、なるべく早めに受診しましょう。
当院では、
患者様の身体的、精神的な状態、お仕事の内容や日常生活の仕方を考慮しながら
丁寧に治療します。
今回整形外科、整骨院ではなく
鍼灸院が交通事故治療の選択肢になることを知っていただきたいと思っております。
交通事故の怪我の特徴や鍼灸院での治療について説明させていただきますので
よろしければ最後までご覧ください。
交通事故による怪我の特徴
１、症状が長引く、遅れて出てくる傾向がある
交通事故による怪我は、不意に衝撃が加わって起きた怪我なので、
普段傷めない部位を損傷してしまうことが多くあります。
そのため症状が長引く傾向があり、長いと1年以上引きずることもあります。
交通事故の怪我で多くみられる「むち打ち」は、
事故に遭って数日経ってから症状が出てくる場合がありますが、
受傷した直後から治療を受けないと、痛みや痺れを慢性化させてしまう原因となります。
すなわち違和感を少しでも感じたらすぐに治療を始めることが早期治癒の近道となります。
2、痛みが強い
交通事故は、スピードの出る乗り物とぶつかって起こるため、衝撃は想像以上に強くかかります。
衝撃に耐えようとせず不意にダメージを受けると、
筋肉、腱、神経、骨などが深く損傷することがあり、痛みや痺れなどが強く現れることがあります。
３、外傷以外の精神的ストレスがある
交通事故による損傷は、目に見える出血や骨折などの外傷だけではありません。
被害者にとっては「やられた」というネガティブな感情が生まれ、
怪我による仕事や学業への悪影響や、
日常生活動作ができなくなる不自由さなどがあると、
無意識のうちに強いストレスを感じてしまいます。
また、加害者と被害者の関係性、保険会社とのやり取り、警察や職場・学校などへの連絡など、
不慣れで面倒に感じる対応も精神的ストレスの要因になります。
たとえ怪我が軽かったとしても、
事故の恐怖やトラウマによって、心的外傷後ストレス障害（PTSD）、
うつ病、パニック障害、運転恐怖症などを発症することもあります。
交通事故による怪我で多い疾患、症状
交通事故による怪我は、骨折、切り傷、擦り傷、打撲、アザといった
目に見える怪我以外にも様々な症状があります。
・首や腰の痛み、張り
・関節の動かしにくさ、可動域制限
・筋肉痛、筋肉のこり
・手や足の痺れ
・全身のだるさ、脱力感
・めまい、耳鳴り
・吐き気、食欲不振
このように、交通事故に遭うと全身に及ぶ症状が出てしまいます。
その中でも一番多い症状が、「むち打ち」です。
むち打ちとは「頚椎捻挫」、「外傷性頚部症候群」のことであり、
事故直後は症状を感じないことが多いのが特徴です。
「頚椎捻挫」とは、首の捻挫のことで、
首から肩や背中の痛みが出る、首が動かないなどの症状が出ます。
よく足の捻挫は耳にするかと思いますが、それが首におきているという状態です。
また、頚椎捻挫の症状に加えて、頭痛・肩こり・めまい・上肢の痺れ、
睡眠障害・うつ状態などの全身症状が現れる場合は、「外傷性頚部症候群」と言います。
上記の症状は交通事故の衝撃により頚部の筋肉や腱が損傷することが原因であるため、
骨折や脱臼などはみられません。
一般的な治療法は、
発症直後は炎症を抑える目的で冷却して、数週間ほど首を安静にします。
そして症状が落ち着いてきたら、牽引療法、温熱療法などに加えて、
ストレッチや体操など首を動かしながらリハビリをしていきます。
次に鍼灸での治療についてお話ししていきます。
十番堂の交通事故治療の特徴
今回鍼灸を交通事故治療の選択肢としておすすめする理由は、
「筋緊張の緩和、血流の改善、鎮痛、抗炎症を目的とした治療」を行うと、
早期回復の近道となるからです。
当院の鍼灸治療では以下のような特徴があります。
1、東洋医学的な鍼灸治療
当院は東洋医学の考え方に基づいて治療しております。
交通事故によって損傷した部位が早く回復するように、
五臓六腑（内臓）の状態、十二経絡（全身の気の流れ道）の状態を診ながら治療します。
２、初回は3時間、問診に1時間以上
交通事故の外的な衝撃や、精神面への影響を考えながら治療をするのはもちろんですが、
日常の生活習慣、お仕事やご家庭の状況なども考慮しながら治療を行います。
初回は問診に1時間以上頂き、事故の状況、現在症状の出ている部位の状態、
日常生活の状況を詳しく確認させて頂きます。
問診長すぎない・・・？と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分の身体と改めて向き合う時間をきちんと取ることで、
問診をすすめるうちに自分だけでは気づいていなかった
事故前後の身体の違いに気がつくこともよくあります。
鍼灸の研究結果や医学論文については、こちらをご覧ください。
厚生労働省 eJIM 『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
自賠責保険について
鍼灸専門治療院でも自賠責保険は適用されます。
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師は、厚生労働省より認可された国家資格です。
国土交通省の
自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任保険共済の共済金等の支払い基準 平成13年 金融庁 国土交通省 告示第1号
に以下のように記載されています。
第2 傷害による損害
⑧柔道整復等の費用
免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師が行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とする。
保険会社によっては、「鍼灸に自賠責保険は適用されない」と言われてしまう場合もありますが、
上記の通り、鍼灸は自賠責保険が適用となります。
保険会社の担当者に自賠責保険の使用を拒否されることがありましたら、
当院から直接ご説明致しますので、お気軽にご相談ください。
自賠責保険が適用されると、治療費、交通費、治療日数分の慰謝料も保険会社から支払われます。
交通事故治療の流れや詳細についてはこちらをご覧ください。
お問い合わせ、ご相談
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