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牛蒡の薬膳効能

 

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『本朝食鑑』から学ぶ

“牛蒡(ごぼう)”の東洋医学的な効能

【性味】

苦・涼

【帰経】

肺・心

【働き】

傷寒(※1)、時気(※2)、風腫(※3)によい。

水(水毒)を逐い、脹を消し、経脈(※4)を通し、牙歯痛を止め、咳をおさめる。

専ら中風(※5)・諸瘡を治すのを主としている。

※1 傷寒•••冬寒にやぶられて発病すること

※2 時気•••四時不正の気によって生じる風毒

※3 風腫•••風邪を受けて腫れるもの

※4 経脈•••身体にある十二の血液の通路

※5 中風•••風邪の体力の虚に乗じて入るもの

『本朝食鑑』より抜粋

散風熱・透疹(風熱表証・各種皮膚病など)

清熱解毒(解毒・抗癌・耳下腺炎など)

清肝熄風(筋の痙攣と骨の痛み・頭痛・難聴・胃痙攣など)

通血脈(心煩・月経不順・動脈硬化など)

利大便(便秘・便の乾燥)

【料理例】

・ごぼうのきんぴら

・ごぼうと牛肉の時雨煮

・鶏ごぼう

・ごぼうの甘酢炒め

参考文献

人見 必大、島田 勇雄(訳注者)、『本朝食鑑1』、平凡社、1976年

山中一男、小池俊治、『中国伝統医学による 食材効能大辞典』、東洋学術出版社、2020年

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